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頭痛について
頭痛は15歳以上の日本人のうち3人に1人は「頭痛」で約3000万人以上が悩んでいると言われています。
これほど身近ということもあり、「頭痛くらい」と軽く考えられていますが、ひどくなると生活に支障をきたす場合や、背後に命に関わる病気が隠れていることもあります。
頭痛と一言で言っても、その原因は様々でそれによって予防法や対処法が大きく異なるため、間違った対処法をするとかえって痛みが悪化するなど逆効果にもなりかねません。
片頭痛
ストレスから解放された時に急に血管が拡張することで「片頭痛」が起こりやすくなります。その他(寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激なども誘因とされています。
片頭痛の予防法
・頭痛日と環境をチェック
例えば人混みや睡眠不足など、どのような時に頭痛が起きるか?を記録しておくことで原因となる環境を特定し、該当する時期にそうした環境をできるだけ避けるようにします。
・週末の寝溜めは避ける
寝不足、寝すぎ、疲労、空腹など体のストレスは片頭痛の引き金になるので避けましょう。特に週末の寝溜めや二度寝は、空腹と寝すぎが重なって片頭痛を重くするので要注意です。
・頭痛の誘発食品を控える
チョコレート、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワインなど片頭痛を誘発すると言われています。取りすぎには注意しましょう!!
片頭痛の対処法
・冷やすのは○、温めるのは×
冷たいタオルなどを痛む部分に当てると、血管が収縮して痛みの軽減になります。
一方で入浴やマッサージなどは血管を拡張させるので痛みが増し逆効果に。。。
・静かな暗い場所で休む
頭痛の最中に体を動かすと痛みが増し
光や騒音でも痛みはさらに増してしまいます。できるだけ静かな場所で横になりましょう。
・カフェインを適量飲む
コーヒー、紅茶、日本茶に含まれるカフェインには血管を収縮する作用があり、痛みの早期に飲むと痛みが軽減すると言われています。
しかし連日の過剰摂取は逆に頭痛を誘発するので注意が必要です。
緊張型頭痛
精神的、身体的ストレスで起こることが多く、コンピューター操作などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。
また筋肉の緊張ではなく、うつ病などの心の病気が原因となる「緊張型頭痛」もあり、「片頭痛」を併せ持つ人もいます。
緊張型頭痛は午後から夕方にかけて、目の疲れや倦怠感などとともに痛みが現れやすいです。
後頭部から首筋を中心に頭全体がギューッと締め付けられたように痛みがあります。
吐き気や嘔吐などの症状は現れず、日常生活への支障も片頭痛ほどではありません。
しかし、数時間で治る場合や、頭痛が数ヶ月以上も続くなど、慢性化することもあります。
緊張型頭痛の予防法
・長時間同じ姿勢をとらない
姿勢を正して、同じ姿勢で長時間の作業をしないようにしましょう。
・肩、首の血行アップ
気付いた時に簡単なストレッチをこまめに行い肩、首の筋肉をほぐしましょう。
緊張型頭痛の対処法
・温めてコリをほぐす
蒸しタオルや半身浴などで肩や、首を温めて、マッサージやストレッチをして筋肉のコリをとり、血行を良くしましょう。
・気分転換をする
頭痛が始まったら、心身ともにリラックスしましょう。
ストレスになっていることを一旦中止してできればその場所から離れたり、早めに気分転換しましょう!!